【特集銘柄・新高値更新】 エディア(3935)これからの株価見通し・事業内容

エディア(3935)これからの株価見通しについて

本記事では、注目を集めているエディア(3935)の今後の株価について分析します。エディアの株価は、2019年10月初旬は400円台でしたが、12月現在、800円台後半となり、年初来高値を更新しすでに株価は2倍以上になっています。またエディアは、今後も好材料が数多く予想されます。エディアがなぜ注目を集めているのか、今後の株価の見通しについて、直近の決算資料も参照しながら分析していきます。

会社概要

  • 会社概要
    エディアは、モバイル専門コンテンツプロバイダーとして、幅広いジャンル・マーケットに向けて豊富なサービスを提供しています。現在、売上の多くは、ゲーム運営および、コミック・電子書籍関連が占めています。
  • 事業概要
    エディアの2018年の売上高は、約20億円、営業利益が約5億円の赤字でした。
    2018年度以前は、ゲーム事業が収益のほとんどを占めていました。2018年にティーム社、一二三社のM&Aを実施し、ゲーム以外の事業比率(音楽・出版等)も増え、総合エンターテイメント企業としての事業構造転換が進んでいます。

注目される理由

エディア(3935)が注目される理由は3つあります。

    • 総合エンターテイメント企業としての事業構造転換
      一つ目の理由は、事業構造の転換です。2018年にティーム社、一二三社のM&Aを実施し、ゲーム以外の事業比率(音楽・出版等)も増え、2020年2月期2Qの時点で、売上比率は既存のゲーム事業とほぼ同等の規模となっています。さらに、四半期売上も696百万円で、過去最高を更新しています。
    • 黒字転換
      2つ目の理由は、黒字転換です。上述の事業構造転換、およびゲームタイトルの改廃により、2020年2月期2Qで7百万円の黒字に転換しています。
    • 鬼滅の刃関連グッズ
      3つ目の理由は、鬼滅の刃です。大ヒットで社会現象にもなっている、少年ジャンプで連載中の漫画「鬼滅の刃」の関連グッズの製作・販売を、2018年にM&Aで子会社化した一二三書房が手がけています。「鬼滅の刃」の勢いはこれからも伸び続けることが想定され、関連グッズの売上の伸びが期待できます。
      鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録 (ジャンプコミックス)

ファンダメンタル分析

エディアのファンダメンタル面をみていきます。ファンダメンタルの指標を、直近の有価証券報告書を元に計算します。エディアの2018年度の売上約20億円に対し、時価総額は2019年12月現在、約47億円です。総資産1,653百万円(2020年2月期2Q時点)に対して、発行済株式数は約480万株のため、1株当たり純資産(BPS)は約350円、株価純資産倍率(PBR)は約2倍となります。

テクニカル分析

2019年10月初旬は、エディアの株価は400円台でしたが、12月現在、800円台後半となり、年初来高値を更新しすでに株価は2倍以上になっています。次の決算タイミングは20年1月に発表される3Q決算のため、それまでは株価は一旦調整に入る可能性があります。

これからの株価見通し

★★★☆☆
赤字から黒字に転換した影響で短期的に高騰していますが、長期的な収益基盤は安定しているとは言えません。あくまで短期的な保有に留めるべき銘柄と言えます。短期的には、鬼滅の刃の大ヒットの影響で、決算にも少なからずインパクトが見込めます。決算前に事前に仕込み、サプライズの上方修正が来たタイミングで株式を売却してしまうのが最適な戦略かと考えます。

株価10倍になる株(テンバガー)や大化け銘柄を狙うには、継続的に株価を分析し、初動を狙うことが重要です。効率よく情報収集するための一助となれば幸いです。

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