【週間】株価上昇率ランキングと上昇要因
2019/11/25 – 2019/11/29の株価上昇率ランキング・注目銘柄の上昇要因をまとめました。
株価上昇率ランキング
順位 | コード | 銘柄名 | 株価 | 上昇率 |
1 | 7215 | (株)ファルテック | 1,365 | +57.99% |
2 | 6067 | インパクトホールディングス(株) | 2,750 | +55.98% |
3 | 7268 | (株)タツミ | 516 | +45.76% |
4 | 6962 | (株)大真空 | 1,516 | +44.93% |
5 | 4441 | トビラシステムズ(株) | 2,563 | +39.07% |
6 | 4394 | (株)エクスモーション | 2,655 | +37.00% |
7 | 9625 | (株)セレスポ | 2,746 | +33.63% |
8 | 4438 | (株)Welby | 2,723 | +32.51% |
9 | 9272 | ブティックス(株) | 3,260 | +31.50% |
10 | 1840 | (株)土屋ホールディングス | 210 | +31.25% |
今週の日経平均株価は、23,292円(11/25)→23,293円(11/29)で、ほぼ横ばいです。
上昇要因(注目銘柄ピックアップ)
今週は、自動運転やCASE(※)といった自動車関連の話題が豊富で、自動車関連の銘柄が活発に取引されました。
※CASEとは、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services、Electric(電動化)の頭文字を取った造語。
(株)ファルテック(7215)
- 概要
自動車部品メーカー。外装部品とオプション用品が主力。日産向け中心。 - 上昇要因
11/27日付で、国内で販売される新車に衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の取り付けを義務づける方針を固めたとの報道があり、関連銘柄が上昇。政府は、新型の乗用車は早ければ2021年度から、既存の車種はその数年後から義務づける方向で調整しているが、基準については年内にも結論を出すとのこと。 - これからの上昇期待度
★☆☆☆☆
今後の政府の方針次第のため不確定要素が大きい。決算に与える影響も来年以降となるため、急いで買う理由はない。 - 補足
上昇率3位の(株)タツミも同様の理由。
インパクトホールディングス(株)(6067)
- 概要
小売り、外食の覆面店舗調査や販売支援。新商品などの推奨販促サービスも。 - 上昇要因
注目されるニュースが連続で2つ出され、一気に価格が高騰した。
①ソフトバンクが支援するホスピタリティ・チェーンのOyoと、英プライベート・エクイティ・ファンドのApax Partnersが、Cafe Coffee Dayの株式取得競争参加。インパクトHDはCafe Coffee Dayを展開するCoffee Day Global Limitedと合弁会社を設立している。(11/26)
②子会社のimpactTVがunerry(東京都千代田区)と、棚前サイネージをIoT化することで実現する共同サービス開発・提供に関して業務提携したと発表。(11/27) - これからの上昇期待度
★★★☆☆
株価が底を打ち、トレンドが変わり上昇に転ずる展開。一方で、短期での過熱感から、買われ過ぎの局面になっており、1度調整する可能性が高い。株価の調整を待って、押し目でエントリーするのがよい。
(株)セレスポ(9625)
- 概要
イベントの企画・運営。建設式典・スポーツイベントに強み。企業の販促支援等も。
- 上昇要因
11/12に、20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を7.03億円(前年同期実績0.35億円)と発表。通期予想は前期比26.4%増の6.00億円で据え置いているが、第2四半期累計時点で既に通期予想を超えていて、上方修正への期待が高まっている。
今週も先週からの勢いが続き、11/12から株価は2倍となっている。 - これからの上昇期待度
★★★☆☆
すでに株価の過熱感は危険水域に入っており、短期的なトレードができない場合は触らない方がいい銘柄。ただし、まだ上昇トレンドは継続しており、これからエントリーしても数十%の値幅を取れる可能性がある。
おわりに
株価10倍になる株(テンバガー)や大化け銘柄を狙うには、継続的に株価を分析し、初動を狙うことが重要です。効率よく情報収集するための一助となれば幸いです。