【投資初心者向け】投資で資産を増やすには?

【投資初心者向け】投資で資産を増やすには?

投資による利益の種類

一般的に、投資による利益には、2種類あります。

投資による利益の種類

  1. キャピタルゲイン
  2. インカムゲイン

キャピタルゲインは、価格変動による利益のことです。例えば、100万円で株式を買って、その株式を120万円で売却した場合、差額の20万円がキャピタルゲインとなります。インカムゲインとは、利回りや配当など、定期的な利益のことです。例えば、配当利回り3%の株式を100万円で買って、配当基準日に価格が100万円で変わらない場合、3%分の3万円を配当として受け取ることができます。投資で資産を増やしたい場合は、この2種類の方法のどちらかの手法を使うことになります。

キャピタルゲインを狙う手法の代表例

キャピタルゲインは、価格変動を利益とします。投資で一般的に馴染み深いのは、こちらのキャピタルゲインだと思います。世界一の富豪であるバフェットの投資手法もキャピタルゲイン狙いですし、FXトレーダーのデイトレードもキャピタルゲイン狙いです。

キャピタルゲインを狙う手法の分類

  1. ファンダメンタル投資
  2. テクニカル投資

ファンダメンタル投資とは、株式の場合その企業の潜在的な価値の分析(ファンダメンタル分析)と、現在の株式価値を比較し、割安な株式を狙って、将来の値上がりを期待して買うものです。世界一の富豪、バフェット氏の投資手法も「バリュー株投資」として有名ですが、ファンダメンタル投資に分類できます。

テクニカル投資とは、株式の場合チャートの形や値動きから、次の値動きを予測する手法です(テクニカル分析)。インターネット上でよく目にする、「ゴールデンクロス」「逆3尊」「ブレイクアウト」などは、チャートの値動きや形から命名されたもので、テクニカル手法に分類されます。

インカムゲインを狙う手法の代表例

インカムゲインは、定期的な収入によって、利益を得る手法です。イメージしやすいのが、不動産投資における賃貸収入です。株式・証券の場合は、配当利回りが一般的です。インカムゲインは、キャピタルゲインと比較すると、短期的に儲かる手法ではありませんが、長期的に複利として計算すると、より堅実に資産を増やせる手法となります。また、インカムゲインかつ短期的にも利回りが良いと喧伝する手法が、悪質な金融商品で非常によく使われます。例えば、少し前に話題になった毎月分配型投資信託のケースでは、一見すると利回りの良い毎月の分配金を、元本を取り崩して拠出していたことが問題となりました。インカムゲインを狙う際は、銀行の利息のように預けておけば一定の利回りが得られると思ってしまいがちですが、利回りと元本の値動きに注意を払う必要があるため、むしろ注意が必要です。

どちらを選ぶべきか?

決まった回答はありません。マクロ経済の動向や、自身のポートフォリオ・運用方針に合わせて、両方の手法を使い分ける必要があります。何年後にどれくらいの金額が手元に欲しいのか、ゴールを設定したうえで、それを実現可能な利回りに割り戻して計算し、長期的な運用方針を決めるのがいいと思います。

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