この記事をまとめたきっかけ
ホリエモン(堀江貴文)さんがTwitter上で発言した件が話題となっています。
日本がおわってんじゃなくて「お前」がおわってんだよwww / 12年勤務して手取14万円「日本終わってますよね?」に共感の声 「国から『死ね』と言われているみたい」「日本はもはや発展途上国」 (キャリコネニュース)… 「いま」を見つけよう – https://t.co/0lZL3DLZI0— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年10月7日
この件についてネット上では様々な意見が飛び交っていますが、意見はだいたい賛成か反対2パターンです。
ネット上の意見
①今の仕事を辞めて、より収入の多い仕事をするべき。
②仕事を変えたくても変えられない人が多いから現状維持するべき。
どちらも言いたいことはわかりますが、①では仕事を変えるリスク・人間関係・精神的障壁がありますし、②ではそもそも相談者が現状を打破できません。両方の意見とも、自分本位で、相談者ファーストで考えているような感じがしませんね。
本記事の目的
本記事では、現状を変えないまま収入を増やす、お金を貯めるにはどうすればいいか、
つまり 新しい選択肢③の実現方法を真剣に検討しています。
③手取り14万円のままで、不労所得14万円を稼ぐことで収入を倍に増やす
前提
- 14万円は、税金など控除された後の毎月の収入とする
- 収入、支出ともに、一生変わらない生活を送る
- 支出は、単身者の一般的な支出を元に算出し、過度な節約はしない
- 宝くじ、その他ギャンブル的な手法には一切頼らない
単身者の支出について
まずは、手取り14万の人が、毎月いくらの金額を投資に使うことができるのかを知るために、単身者の一般的な支出について調査しました。このサイトの情報を元に、シミュレーションで用いる単身者の毎月の支出を決定します。
単身者の一般的な支出は、家賃、食費、水道光熱費、通信費、娯楽交際費、その他費用があり、その合計は、居住地が東京都の場合、約15万円!なんと、あっさりと収入の14万円を超えてしまいました。
費目 | 支出金額 |
家賃(東京都) | 約67,000円 |
食費 | 約27,000円 |
水道光熱費 | 約8,000円 |
通信費 | 約10,000円 |
娯楽交際費 | 約32,000円 |
その他 | 約6,000円 |
合計 | 約150,000円 |
支出の前提見直し
上記の結果より、手取り14万円は想像以上に苦しい生活状況ということがわかりました。少しでも運用に回せる資金を捻出し、1日でも早く余裕のある生活を実現しなければなりません。
それでは、支出を見直していきます。
まず家賃にメスを入れます。家賃67,000円の東京住まいは諦めていただきましょう。当然、日本の人口の90%以上は東京以外に住んでいるので、東京に住んでいないと生活の水準が低い、ということにはなりません。
例えば埼玉を選んだ場合、約67,000円→約52,000円と、15,000円の節約になります。
次に娯楽交際費。世の中のサラリーマンは、月に2万円のお小遣いの方も数多くいるのに、32,000円は使いすぎです。毎月の娯楽交際費は、20,000円を上限とし、12,000円を捻出します。
以上の見直しにより、生活の水準を大きく落とすことなく、支出を約27,000円減らす前提とします。
つまり、毎月の支出金額は、150,000-27,000 = 約123,000円となります。これなら、手取り14万でも投資に回す資金が捻出できます。
毎月の貯蓄額は?
支出を123000円まで見直したので、毎月の貯蓄額は、
140,000-123,000 = 17,000円
と想定します。
つまり、毎月1万7000円を積み立てることで、どこまでお金を増やす、お金を貯めることができるか、というシミュレーションとなります。
次回の記事では、今回の前提を元に「手取り14万円から不労所得14万円を稼ぐための方法」を具体的に考えていきます。